近年厚底スパイクやシューズが出てきていますが、その中でもアシックス「ジェットスプリント2」はどのような特徴のあるスパイクか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はアシックス「ジェットスプリント2」のスパイクの特徴や走りやすさなど実際の使用感、どんな人向けなのかについて解説していきたいと思います。
また、11秒台の中級者には本当に厚底スパイクが必要なのかについても触れていきます。
現役陸上選手である僕が解説していきたいと思います!
【アシックス】ジェットスプリント2のなりたち
それではまず本題に入る前にさくっと、ジェットスプリント2の成り立ちを簡単に見ていきましょう。
ジェットスプリント2は桐生選手がオーダーで履いていたスパイクになり、注目度が上がりました。
今まではサイバーブレード等をベースにしたスパイクを履いていましたが、桐生選手がアシックスと契約して生まれたのがこのフラットスパイクです。
初代モデル
市販で販売されていた初代のジェットスプリントは桐生選手と同じコンセプトでフラットスパイクでしたが、ジェットスプリント2のピンの配列などとは別物です。
それでもフラット接地派の人たちには、初代モデルは絶大な人気がありました!
【アシックス】ジェットスプリント2の特徴
では次にジェットスプリント2の特徴について解説していきます。
【アシックス】ジェットスプリント2のサイズ感や重さは?
まずジェットスプリント2のサイズ感はどうなのかについてお伝えしていきましょう。
ジェットスプリント2のサイズ感は結構タイトです。
また足幅は狭いので足幅が広い人はワンサイズ大きめがいいかもしれません。
そして重さですが片足154gで軽量スパイクなので、アシックスで軽量スパイクを履きたいという人にオススメです!
【アシックス】ジェットスプリント2のピンの長さは?
次はジェットスプリント2のピンの長さはどうなのでしょうか。
ジェットスプリント2のピンは4本の5mmピンです。
本数が少なくてグリップとかは大丈夫なんだろうか…と思われるかもしれませんが全然問題ありません。
また、裸足感覚で走れるので接地感覚は最高です!
実際走ってみたところ、個人的にはピンの感覚は感じませんでした。
しかしプレートの凹凸が地面を噛んでくれるみたいなのですが、残念ながらそれは体感できませんでした。
【アシックス】ジェットスプリント2の接地感覚は?
それではジェットスプリント2の実際の接地感覚や、走りやすさはどうなのかについてお伝えしていきましょう。
個人的に接地感覚はインクスに近いものを感じます。
他のスパイクとは違い無理に重心移動をさせられる感覚がなく、軽く接地するだけで足が離れてくれます。
また筆者はつま先で走っておりますが、フラット走法が成熟していなくてもそれっぽく走る事ができました。
ただ、つま先で走っている人はプレートがまっすぐなのでしならないのは当然ですが、ガシガシ走る人には向いていないのではないかなといった印象です。
【アシックス】ジェットスプリント2は本当に走りやすいの?
それでは一番気になるであろう、ジェットスプリント2の走りやすさについてお伝えしていきましょう。
ジェットスプリント2は比較的走りやすさはあります。
偏平足気味の人やスパイクを履くと足裏が疲れる、足が張ってくる…といった人にはハマるのではないでしょうか。
ただ個人差はありますので、筆者のようにつま先で走るタイプの人や足裏がアーチ状の人だと他のスパイクの方が走りやすいかと思います。
しかし同じジェットスプリントでもアーチがしっかりとしているタイプもありますので、ジェットスプリント2で合わなかった人はそちらを試してみるのも良いかもしれませんね。
【アシックス】ジェットスプリント2はどんな人向け?
ではジェットスプリント2はどんな人に向いているスパイクなのかについて解説していきます。
ジェットスプリント2は12秒台の選手でも扱えるようなスパイクでしょう。
筆者も実際に履いてみましたが、そこまで固さは感じませんでした。
また反発自体もそこそこ抑えられており、ピンも短いので抜けも早くシャープな走りができる印象です。
【アシックス】ジェットスプリント2とは?気になる特徴やどんな人に向いている?のまとめ
今回はアシックス「ジェットスプリント2」の特徴や実際の使用感、どんな方向けなのかについて解説しました。
- ジェットスプリント2のサイズ感は結構タイトなため、足幅が広い人はワンサイズ大きめがおすすめ
- ジェットスプリント2の重さは、片足154gと軽量スパイク
- ジェットスプリント2のピンは、4本の5mmピンと本数が少ない
- ジェットスプリント2は12秒台の選手にも向いているスパイクでシャープな走りができる印象
どのスパイクにしようか迷われていた方はぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。